「A地点→B地点 午後7時に出来上がり、早朝迄に配達。毎日運行、輸送量は日によって変わる」 4t車の料金がそのまま貰えるなら全く問題ないオーダーだが、そんな料金はお客様はまたメタル便には期待されていない。A方面→B方面の荷物のパートナーを探すか、復荷としてB方面からの荷物を探すか。そうなると時間が時間が中途半端になる。こんな宿題をいただいたが皆であれやこれやと考えてみる。怖いのは有るパートナーとなる荷物が見つかって、安い運賃で提供できるようになってもその仕事が無くなってしまうこともあるから、慎重に進めなければならない。 カジ
今週の土曜日にメタル便の集まり。ドライバーも全員集まりでここ数年で入社したメンバーも多く、折角なので会社の歴史を話すことにした。「メタル便や総合トラックの名前の由来は?」「過去の事故や失敗は?」「どんな方との縁が」「トラックのカラーは何故グレーなの」・・・。
先日メーカー系物流会社のドライバーから、その会社の創業社長からの30年の歴史の詳細を約一時間かけて興味深く聞かせてもらった。でもそのドライバー、どう見てみも50歳や60歳には見えないので、年齢を聞くと35歳だと言う。これだけ詳しく知っており、会社に愛着があることに「お見事」と感心した。
自分の会社に愛着が無いものは、お客様に心のこもったサービスは提供することはちょっと大変かもしれない。愛情豊かに育てられた子は、無意識のうちに人と愛情豊かに接することができる様に。
今年の春先既存のお客様へ毎月出す請求書の封筒の中に「長距離もメタル便」と言うキャッチフレーズの資料を一枚同封した。全国へのチャ-タ-便の案内だったが、それ以降特別なPRはしていないが月を重ねるごとに少しづつだがオーダー数が着実に増えてきている。配送先も九州・岡山・新潟・仙台などまちまち、一日に4~5台長距離として運送する日もある。ただこのサービスは1車単位なのでメタル便でなくてもどこの運送会社でもできるし、お客様も新たに地方に販売するようになったのではないと思う。何故オーダー数が増えてきたのか答えは簡単で、従来の物流会社より、単に料金が安かったからだと思う。 カジ
夕方現場で4t車1台分の荷物を降ろしているが、いつもと違う光景。メタル便は通常集荷で数社分混載してくるの多品種の鋼材のはずか、4t車分単一商品が置き場に降ろされている。理由を古賀君に聞いて見ると、チャーターの仕事をいただいたが、お客様の置き場が手狭になるので、2日早く引き取ってきたとの説明。「2泊3日の宿泊料はもらってるの?」と聞くと、「通常の配送料金だけです」との答え。「それで良し」と思った。積替えの置き場があることは我々の強み、強みを生かせるチャーター配送だからだ。
渡辺氏が、私との共同の取材のため東京にくる。取材終了後、今週のメタル便東海の役員会について色々と意見交換をする。今後の活動の中、「営業開発費1.3%」を私より提案する。 カジ
午後4時頃、お客様がメタル便の近況を聞きに来られる。
・最近、新しいサービスとか変わったこと有りますか? 「うん~、メタル便としては目新しいこと有りませんね。」
・軽油高騰、物流会社の運賃値上げの状況は? 「厳しいです」
メタル便から何の情報も提供することなく、逆に教えてもらうことばかりの3時間。
午後7時半を回り折角なので、異業種の方なので機密保持の問題もないと思い、チョット離れたところから実際の積込み現場を見てもらうことにした。荷札もなく並べられた荷物、余りの品種の多さと、積込み時の煩雑さに驚かれていたようだ。メタル便日常の運営の多くは、ドライバーの技量に託されている。
ダンプのドライバーが数人集まると、道端にしゃがみ込んで会話する。トラック仕事で体を動かす順は平ボディ→箱車→ウイング車、コンテナ牽引車やダンプ車の肉体作業はまず無い。だからダンプに乗っていると自然と体がなまり、立ち話の間も立っていることができない。中高生が電車に乗っていて、乗降口で座り込む風景を見ることがある。本人はどのように認識しているか判らないが、足腰が弱っていて長時間立っていられないだと思う。
人材派遣会社から派遣される多くの若者、仕事の飲込みが早くテキパキと仕事をこなす。「定職につかないの?」と聞くと、「仕事とは別に、やりたいことがある。拘束されたくない。」と多くが答える。定職につかない仲間も多いので、将来に不安は無いかもしれない。最近「ワーキングプア」という言葉を聞く。正社員を最小限にしたい企業の傾向の中、本人はいつでも本気で勤めれば稼げると思っても、いざその気になると低賃金の仕事しかできなくなっているかもしれない若者の未来に、私は不安を感じる。 カジ
大阪に転勤されたお客様より、お電話をいただく。東京在任中、親しくさせていただいいたので懐かしい。懐かしさに浸る間もなく具体的な物流の用件をいただき、来週の火曜日に大阪でアポイントさせていただく。長距離+保管+再配送の内容だったが、電話からの限りではクロスドッグのご提案が効率よさそうな気がした。
高島健一氏より、最近のブログについて幾つかの失敗例や最近の傾向を聞く。
・ブログの炎上→ブログ記載にヤラセや偽りが発覚し、非難が殺到すること。サイトの閉鎖に追い込まれる例もある。
・ブログの怠慢→M百貨店が各売担当がブログで情報発信するコーナーを設置したが、更新がまれにしか行われておらず、マイナス・イメージになっている。
・頻繁に更新しないなら、カレンダーはつけない方がベター。これは耳が痛かった。
・テレビやラジオと異なり、ブログはネット上でいつまでも残っている。検索エンジンでは数年前のことでもヒットしていく。長期的に余韻が残り、影響力のある発信媒体でることを痛感。
2chとは異なり、ブログには人格があると言っていた。 カジ
名古屋で、関東⇔東海⇔関西(ニューメタルライン)の中長距離小口配送のミーティング。定量に満たなくてもチャーター扱いしていた荷物、割高になっていることにもチャックされずに路線便で配送していた荷物が対象となる。中長距離になるとその料金差も大きい。ある会社の例を検討しながら、定期的に配送されるオーダーでもお客様の従来の慣習が、ニューメタルラインというサービスの活用の障害になっていることなど話題になる。お客様が納得する為には「安いのには理由がある」等のストーリ作りも重要である。午後から始まったミーティングも、新幹線の最終を気にしながら、時間ぎりぎりまでおこない、夕食も共にすることなく解散する。 古賀・細川・渡辺・吉田・梶の参加。
「明日午後,北関東の工場で切り上がった商品をそのまま届けて欲しい。重量はまだ解らない、切り上がりの時間も不明。手配できますか?」メタル便グループは、仕事を断ることを禁止している。どんなオーダーでも、まず「YES」から入る。
メタル便大阪の吉田氏は、社員に「君たちには、社長として仕事を断る権限を一切与えていない。」と明確に指示している。まずやることを前提に考える。でも実際は車は有限なので無理な時もある。そんな時でも断らずに、何とか仕事をさせてもらうための条件を交渉する。
今日の電話は時間と共にオーダーの詳細が少しづつ明らかになってきて、配車担当からこんな状況でしたら運賃はこうなりますと少しづつ形が見えるものにしていった。