混載便とは

混載便とは

混載便は、複数のお客様の荷物を1台のトラックで運ぶ物流サービスです。
全国どこでも混載便を利用する事ができ、料金は荷物の大きさ(長さや面積や容積)、形状や配送場所によって異なります。
またSDGsの目標にもある、地球温暖化への対応、低炭素社会に向けて混載便がとてもエコで有効です。
積載率を向上させ一度に効率良く荷物を運ぶ事によって、二酸化炭素排出量の大幅な削減に繋がります。
 

混載便メリット

①一番のメリットはコストが安い事です。
トラックの最大積載に対してゆとりがある荷量なら、複数のお客様の荷物を運ぶ事によってチャーター便よりも費用を削減する事が出来ます。納品先が遠方になるほど、チャーター便に比べより割安になる。

②混載便は、宅配便や路線便が扱わない中、ロット・重量物・長尺物・異形状物を安心して運ぶことができます。

混載便デメリット

デメリットは、納品日は指定できますが時間指定までは出来ない事です。
共同配送する荷物の量によって到着時間も変わります。

お勧めの混載便の使い方

荷物の容量や形状、配達したい納期によって、混載便とチャーター便を使い分ける事のより物流コスト削減を可能にします。
従来、路線便では運べない荷物はチャーター便で運ぶケースが多いですが、混載便という選択肢により安く運べます。

ワンポイント! 宅配便/路線便/混載便/チャーター便の違い

サービスの特徴 メリット デメリット
宅配便 ・日本全国、個人宅届けが可能
・ネット通販の利用が多い
・割安な輸送で可能
・日本中、何処でも配達可能
・少ロットが主なので取扱サイズや重量が限られる
路線便 ・法人が顧客(BtoB) ・日本全国が可能
・割安で輸送で可能
貨物追跡システム導入
・段ボール等の梱包が必要
・車両の載替えがあり物損リスク有り
・繁忙期は納期日に着かない事も有る
混載便 多くの中堅企業が提供するため
配送エリア
料金体系 業者によりマチマチ
扱商品
・路線が運べないサイズも配送可能
・荷物に適した車種が選べる
・荷量でチャータ―より割安なケースも
・車両の載替えがあるため物損リスク有り
チャーター便 ・商品に適した車両が選べ安心
・納期が確定できる。
・積載効率が低い場合は割高に

混載便の特徴
<商品の形状や量、集配エリア、納期と時間指定>

混載に適した貨物 (重量・長さ・サイズなど)

①貨物の重量

「路線便で割高になる重量」や「4t車や大型車のチャーターには少ない重量」が対象になります。
300kg~2.5トンと3~8トンが混載便のメリットが出るボリュームゾーンです。


 

②3パレット以上の貨物

パレット物に限定されず、バラも勿論対応できます。

③長尺物

路線便は原則2メーター以上は運びませんが、チャーター便でなくても混載便で運べる業者もあります。
建築資材や鋼材は4メーター/5メーター/6メーターのサイズが多く、混載の対象になります。

④異形状貨物

不安定/積み重ねが難しい/梱包が難しい機械など、路線便が運ばない商品も混載便で運べます。
商品に見合った装備がある車両なら、梱包簡易ですみます。

⑤納品先が平ボディ指定や現場降し

箱車で運ぶ路線便は、荷台の後部しか開かない為クレーンやフォーク降しの対応が困難ですが、混載便の場合、事前に平ボディを指定すればクレーンで降ろす現場搬入でも問題なく納品ができます。

⑥納期を確定したい

路線便の納期は目安であって、繁忙期にはターミナルで残貨となり納期遅れが多々発生、特に大きな商品ほど後回しになります。
混載便なら納期遅れはなく、予定通り配達できます。

※ ③~⑥は混載便として全てが対応できているサービスではなく、混載業者によりできない場合もあります。

混載便の配送エリア

宅配便が全国配送できるのは、全国に配送拠点(郵便局20000拠点/ヤマト運輸7000拠点/佐川急便400拠点)があり、運ぶ商品サイズも限定し、システム化しているためです。路線便は数十か所の配送拠点ですが、路線会社同士が提携することにより全国配送を可能にしてます。

混載事業者の多くは中規模の物流会社ですので、日本全国を混載で運ぶことはなかなか難問です。北九州⇔関西⇔中部⇔関東間は人口密度が高く、生産や消費に準じて物量が多いエリアで、地域も繋がっているので幹線輸送も容易なため、混載サービスも料金や納期の面で成熟していて利便性が高いエリアです。

一方で人口密度の低いエリア、例えば北海道/東北/新潟/北陸/四国は、料金が割高だったり納品日が確定できない傾向が多々あります。これらの問題を克服する為、混載事業者が全国展開している路線会社と提携して運ぶケースもありますが、扱商品のサイズや重量や納期において制約が発生します。

手配が難しいエリアには、各混載事業者の得意不得意もあり、サービスの対象地域を確認する必要があります。

その中でも、全国配送を実現しようする混載業者もあります。

納期(リードタイム

混載業者により、幹線輸送方法や中継地の利用方法もマチマチなので、一概には言えませんが、
主要エリアの大都市間の最短の目安として

翌日の配達可能エリア <営業日ベース(月-金)で>
・東京⇔大阪
・東京⇔名古屋
・名古屋⇔大阪
翌々々日の配達可能エリア <営業日ベースで>
・大阪⇔福岡
翌々日の配達可能エリア <営業日ベースで>
・東京⇔福岡
・東京⇔札幌

※東京⇔大阪と記載しましたが、関東圏や関西圏と捉えると翌々日のなるエリアもあります。
※積込日を基準に、翌日や翌々日等リードタイムを記載しております。各ルートが週何便運行しているかを確認する必要があります。

時間指定

混載便は、一台のトラックが複数の届け先を回るので、届けの時間指定を受けない事が基本です。
現場搬入等により時間必要な場合は、別途料金にて時間指定が可能なサービスもあります。

利用すると便利な混載便オプション
<混載便の中継地活用例>

宅配便やチャーター便では出来ないことでも、混載便の納品先に近い中継地を活用すれば可能なサービスも多数あり、別料金にはなりますが利用すると便利な機能です。

①梱包資材/専用ラック/通い箱の引取りや回収

混載便の中継拠点は、自動車部品や異形状貨物の為の専用ラック/通い箱を一時保管、使用済みの木枠等の梱包資材などからの回収等に便利に活用できます。

②返品対応と再配送

BtoBの配送では納品先の状況により、急な納期変更による再配送や返品などに柔軟に対応する必要があります。
チャーター便で次の運送予定があり対応できないですが、混載便は一時保管も含め柔軟に対応ができるケースが多々あります。

③納期調整/分納

例えば大型車両分の荷物を4回に分けて分納する場合、遠方へ毎回4t車をチャーターなら割高になりますが、届け地に近い拠点に一時在庫すると割安に納品でき、急な納期変更にも柔軟に対応できます。

混載便の輸送事例

輸送事例(メタル便活用の場合)

長物 滋賀県→神奈川県 2.8mの曲げパイプ チャーター便なら33,000円 ☞ 11,370円
65%オフ!
(3日後の配送)
中ロット 大阪港→大阪府和泉市 輸入貨物×2PLT 600kg チャーター便なら28,000円 ☞ 11,800円
58%オフ!
(翌日の配送)
異形状 大阪市→浦安市 安全防護柵(1.2m×3m)と部材50kg チャーター便なら55,000円 ☞ 17,400円
68%オフ!
(翌日の配送)

ダイナミックな混載便の活用による成功事例

ケース1:山梨県の機械メーカーA社
中ロットでもリーズナブルな運賃で全国配送が可能なのを活用し、全国に販売ルートを広げて売上アップを実現。
☞ 販売網の拡大
ケース2:千葉県の鋼材販売B社
専属トラック5台で関東エリアを配達していたが、日々の配達量に変動が大きいため余裕をもった車両を配置していた。
専属トラックを2台にしてそれ以外を混載便に切り替えたところ、年間30%の物流費の削減。
☞ 物流の固定費を変動費に
ケース3:東京都の化学品メーカー
全国展開している混載業者の岡山の中継拠点(800坪の倉庫)を活用。中国/四国地区の向けの商品を常時在庫して即納体制を取る。在庫の商品は災害時の必要資材であり、災害時でも止まらない物流の配送網を構築。
☞ 販路拡大と危機管理(BCP)

混載便の料金とコスト削減

混載便の料金について

混載業者は乱立状況で扱い商品も多種多様なので、それだけに料金もマチマチです。物流業者によって異なり、料金表がある事業者、時価で料金表が無い事業者に分かれます。自車を利用し定期運行を行っている場合は料金表を基に価格が決められており、庸車を中心にスポットで運行する企業体は時価になるケースも見受けられるます。

料金の問合せ方法は、電話やメールによる見積、ホームページに料金表が開示されていたり、ホームページ上に自動見積システムがあるなど、多種多様です。料金表が準備されている企業なら、商談が決まる前の段階でコストを把握することが可能です。

商品別料金体系

対象商品により、料金体系も異なります。
商品に適した物流業者を選択する事は、物流コスト削減や商品事故の無い安全輸送にも繋がります。

商品 運賃体系
食品・雑貨など パレット単位 配送距離×パレット数
鋼材/木材/建築資材など 重量や体積 配送距離×キログラムや㎥
ラック単位 配送距離×専用ラックサイズ
商品全般 車両スペース 配送距離×荷台の使用面積

混載便のエキストラ料金

通常料金に加え、以下の場合エキストラ料金が発生する場合があります。
①納品時間の指定
②クレーン付きやパワーゲート付の車両等々、特殊装備の車両を指定する場合
③相当量のバラ済みやバラ降し
④担ぎ込みや多層階への現場搬入
⑤返品/納品後の資材回収及び処理/専用ラックや通い箱の回収の対応

混載便業者の選び方

信頼でき、実績ある混載業者の選び方

①配達先を網羅した配送ネットワークをもつ業者であるか

貴方の配送先が大阪市内だけの販売であれば、大阪市内に拠点があり混載サービスを大阪市内で展開する業者に委託しても問題は有りません。販売先が日本全域にあるなら、全国に営業所や拠点があり、全国に混載サービスを提供する事業者である必要があります。混載業者で全国配送といっても、東京⇔福岡間や、東京⇔大阪間と言った様に一定区間を得意としている企業もあります。タイミングが合えば協力会社により配達できるという限定された混載サービスである場合もあります。混載業者の配送可能地域を見極めることが大切です。

②納期が確定できるか

納期を厳守して運ぶ場合は、納期が確定できる混載業者である必要性があります。例えば公共交通機関は、明確な料金と毎日運行されているから安心して利用できます。一方で混載業者は定期運行されているとは限りませんので、どこのエリアに対して提供さているかと、定期便の有無で、混載業者を見極める必要があります。

③料金が明確であるか

居酒屋や寿司屋で料理を頼む場合、定価のある料理と時価と表記される料理メニューがあります。混載業者も同様で、対象エリアに運賃が料金表に応じて定められている業者と、車の需要供給のバランスや時期によって料金が異なる業者が存在します。又、運賃が料金表により定められていても、車が手配できない為にいつ届けることができるか確約できないケースもあります。

ラストワンマイル、誰が運んでいるか

郵便/ヤマト運輸/佐川急便は、それぞれの企業の社員が集荷し配達しますが、混載業者すべてが自前のトラック運転手で輸送する訳ではありません。混載業者によっては、車を一台も持たずブローカーとしてサービスを提供する会社や、一部のエリアは自車で配達して多くのエリアを提携先の協力会社に委託し配達する企業もあります。輸送品質を考えると、限りなく自社のトラックや正社員ドライバーにより提供する物流の方が安心できます。

⑤運びたい商品の輸送を得意とする物流業者であるか

生鮮食品販売業と言っても、魚屋や八百屋や肉屋や果物屋もあり、生鮮食品といっても魚の事は八百屋にはわかりません。運送会社も同じで、一概に運送会社と言っても、液体・気体輸送や冷凍品輸送に特化した運送会社もあり様々。それぞれの扱い商品で得意とする物流業者があります。食品や自動車部品といった業界に特化した共同配送もあります。

混載便トラックの種類

混載便の車両について

混載を利用する場合、①積み地や降し地に出入りできる車両サイズや、②商品の積み降ろしに適した車種が必要になります。

車両サイズ

配送先に出入りできる車種が必要になります。
車種は軽トラック/2t車/4t車/大型車/トレーラー車などが代表的ですが、積み降しの際にそれぞれの車両が入庫できることが大切です。
住宅地であれば道路が狭く4t車は難しいケースもあり、2t車や軽トラックが便利です。大きな工場ならトレーラーや大型車の出入りは可能ですが、資材の販売店や工場でも4t車がギリギリの所も多々あります。

商品と車種

食品等のバラのカートンは商品を高く積み上げたり雨を避ける為箱車が、鋼材/建材/機械は重量物や長尺物に自由度が高い平ボディ車が、紙類/パレット物・自動車部品はフォークリフトでの積降しが多いのでウイング車が、それぞれ一般的です。混載であっても、どの車種で運ぶかが重要で、ドライバーも運転する車種により、商品知識や荷扱の熟練度が異なります。特に固縛においては、通常どの様な商品を得意とするかで安心度は異なります。パレット混載を得意とする混載業者に6メーター物を依頼すると、6枚分のパレット面積の運賃が請求され割高になるケースもあります。

貴方が運ぼうとする商品は上記3分類のどこに該当するでしょうか。
貴社の輸送商品を得意とする混載業者に委託することは効率性も高まり、運賃を節約するコツでもあります。

<特殊装備の車両>

特殊装備の車両での混載は、オプション料金が付く場合があります。

保冷車・冷凍車 保冷車はトラック自体で温度を下げることは出来きません。冷凍車はトラック自体で温度を下げることができるので任意の温度を維持することが可能です。温度管理が必要な食品や医療品等に適します。
パワーゲート車 車両後部に装着して使用するエレベーター(昇降機)の一種、ボンベ/ドラム/大型家家電/カゴ台車/家具/什器などの搬入に適します。
エアーサスペッション サスペンションに空気バネを搭載、微細な振動を吸収し、振動に敏感な精密機械の輸送に適します。
クレーン車(通称ユニック車) 平ボディ車にクレーン機能がついた車両。クレーンやフォークない納品先での重量物の荷降しに便利。クレーンの自重があるので、車両の最大積載量は通常の平ボディ車より少ないです。
低床車 荷台高さが地上から1m(低床車)〜1.5m(高床車)のタイプがあります。2.6〜2.8m以内の高さの積荷を運搬する場合、低床車を使用します。

ワンポイント! 最大積載量

車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量


 
大型車は車両総重量が25トン以下、4t車は8トン未満、2t車は4~5トン程度となっています。
ザックリですが・・・

4tウイング車 最大積載量 2500kg~3000kg
大型ウイング車(総重量25t車) 最大積載量 12000kg~13500kg
4t平ボディ車 最大積載量 3000kg~3600kg
大型平ボディ車(総重量25t車) 最大積載量 13000kg~15000kg

※4t車だから積載は4tと考えるがちですが、実際はそれほど積めません。
逆に10t車(大型車)は10t以上の積載が可能です。

混載便のまとめ

少量や小さいサイズの輸送なら、路線便や宅配便が料金/納期/配送可能エリアなどにおいて圧倒的に便利です。
一方で、4t車や大型車の積載量に丁度良い量を運ぶなら、チャーター便が納期指定できコスト的にも有利です。
路線便/宅配便では対応できない商品や、チャータ―するほどには量がまとまらない場合は、混載便の利用が便利です。それぞのサービスの特徴や長所短所をよく理解、輸送量や商品に応じて使い分けることが大切になります。

混載便は、異なる複数のお客様の荷物をトラックで運ぶ物流サービスなので、荷物取扱量が多い混載業者であればあるほど配送可能エリアも広く/短納期で/料金も安いというのが実態です。
上手に混載便を使うには、実績のある混載業者を選択することが重要です。

メタル便は、混載便、特に平ボディによる全国配送のトップランナーです。

メタル便は物流会社9社(全国を22拠点)によるネットワークで、混載業者として自車車両による全国網羅率はナンバー1です。

2000年に鉄鋼業界初の混載サービスを関東地区でスタートさせ、2001年に関西へ、2004年に東海へと配送エリアを広げ、現在で北は北海道から南は九州の鹿児島まで全国へ配送網を持つに至りました。

メタル便は平ボディのネットワークで、その特性を生かした重たい・長い・異形状貨物を得意とします。

メタル便の名の通り鋼材からスタートしましたが、建築資材、木材、重機、輸入貨物など幅広く多種多様な商品を運んでおります。

メタル便は自社の車両で配送しているから、安心できる品質

メタル便グループは全国の拠点があり、車両を持って混載を専門で扱い、定期運行しています。
だから、①繁忙期でも手配でき ②配送日も確定でき ③市町村名入りのわかりやすい料金表等 安心してご利用いただけます。

メタル便のトップランナーとしての実績は以下の通りです。

法人ご利用実績 3000社
平成27年より国土交通省のモーダルシフト等推進認定事業の3年連続の認定。
平成28年より令和3年まで、経済産業省・国土交通省・環境省の3省庁による総合効率化計画認定事業の毎回の認定。
※平成29年総合効率化計画認定の共同輸配送及び幹線輸送網集約化幹線輸送では初の認定です。
平成28年、全国9社による商品在庫の全国分散と物流ネットワークが評価されBCAO(事業継続推進機構)特別賞、優秀実践賞 W受賞