サステナビリティ(Sustainbility)は、永続可能性と訳すらしい。
言い換えると「このままでは続かないよ、どうにかしなければ」かな、もっと簡潔表現すると「足りなくなるよ」。日本の場合「環境にやさしい」は良いねとは言ってくれるが、購買の選択要素にはならい。日本の場合と言ったのは、15年以上前に単身でスウェーデンのボルボトラックの環境チームのレクチャーを受けたことがある。1時間位技術的な取り組みを聞いた後、「何でそんなに熱心に環境にやさしい車を作る必要があるの」と質問した。「環境にやさしい車を作らないとお客様は買ってくれないから」とシンプルな答えが返ってきた。環境先進国の欧州らしいがこれは例外。オーガニックの食材が支持されのは土壌汚染反対ではなく、自分の体に農薬を入れたくないと思う人が大半なのでは。メタル便も混載だから地球にやさしいでは、使ってくれる荷主はいないのが現実。
日本の物流業界のサステナビリティ(足りなくなるもの)を考えてみた。
・運転手
・石油
・売上
人口減少で経済が小さくなり運ぶ荷物は減っていく中、運転手の確保できない運送会社が経営が立ち行かなくなる。運転手の確保できない要因は、労働力に対する対価が低い会社かな。トラック=ディーゼル車もの常識も劇的に変化するかもしれない。
その中で輸送効率を高めるメタル便が進める混載輸送、平ボディ車の全国ネットワークによる情報の共有化は間違った方向性ではないと思う。(梶)
会社の前のバス停、ダイヤ改正の表記がかかっている。
浦安周辺のバスは京成系の東京ベイシティ交通が運営しているが、今回のダイヤ改正で大幅に運行台数が減らされている。20番経路は26便から11便に、60割弱の削減。原因は明らかに運転手不足で、東京ベイシティ交通の事業所には大きな「バス乗務員募集中」垂れ幕が長らくかかがられ、バスにもバス乗務員募のポスターが常時張られている。運行便数が減り利用者には不自由だが、日常的にバスの代替えにタクシーは利用しないのでバス会社にとっては大きな減収はないと思う。
運転手不足に対して、このような思い切った対応ができるバス会社をちょっとうらやましく感じる。
メタル便浦安の募集状況は、やはり厳しく今年の4月に募集広告をだしたが応募者は1名だけで、去年の同時期の募集には10名以上の応募があったので一年間の環境変化には驚いた。幸いに紹介等で2名増員できてホットしたが、自動運転等で劇的な変化がない限りはまだまだドライバー不足は解決しそうもない。
「現場があるから、写真が楽しい」
メタル便関西でフォトコンテストより抜粋
※ホームページで見やすくするため、一部の写真をトリミングしました。
9拠点になったメタル便、各地の名称の決定もかなり重要である。
過去に一番思案したのは岡山の拠点を置く赤田運輸産業の「メタル便中国四国」である。中国だけにすると、チャイナと誤解される。集荷配達エリア=名称というのがメジャーな考え方である。
集配エリア拡大にともない名称を変えたのは、過去に3回ある。
メタル便浦安 → 関東
メタル便福岡 → 九州
メタル便東海 → 中部
肝心なことはお客様がどこに連絡を取ってよいか、迷わないことだと思う。
トラックの表記・名刺・封筒・会社案内の印刷物・ホームページ等々、変更は多岐にわたる。