名古屋で、関東⇔東海⇔関西(ニューメタルライン)の中長距離小口配送のミーティング。定量に満たなくてもチャーター扱いしていた荷物、割高になっていることにもチャックされずに路線便で配送していた荷物が対象となる。中長距離になるとその料金差も大きい。ある会社の例を検討しながら、定期的に配送されるオーダーでもお客様の従来の慣習が、ニューメタルラインというサービスの活用の障害になっていることなど話題になる。お客様が納得する為には「安いのには理由がある」等のストーリ作りも重要である。午後から始まったミーティングも、新幹線の最終を気にしながら、時間ぎりぎりまでおこない、夕食も共にすることなく解散する。 古賀・細川・渡辺・吉田・梶の参加。
「明日午後,北関東の工場で切り上がった商品をそのまま届けて欲しい。重量はまだ解らない、切り上がりの時間も不明。手配できますか?」メタル便グループは、仕事を断ることを禁止している。どんなオーダーでも、まず「YES」から入る。
メタル便大阪の吉田氏は、社員に「君たちには、社長として仕事を断る権限を一切与えていない。」と明確に指示している。まずやることを前提に考える。でも実際は車は有限なので無理な時もある。そんな時でも断らずに、何とか仕事をさせてもらうための条件を交渉する。
今日の電話は時間と共にオーダーの詳細が少しづつ明らかになってきて、配車担当からこんな状況でしたら運賃はこうなりますと少しづつ形が見えるものにしていった。
昨日東海の集まりで、ハマキョウレックスの大須賀社長の言われる「収支日計表」が話題になる。大須賀社長はメタル便東海の渡辺社長の結婚の仲人もして頂いたりで親しくされており、今度はハマキュウレックスのセンター運営の現場の見学会をセットしてもらうことにする。メタル便グループとして一緒に見学できることは我々にとって共通の言語や認識がもて、今後の貴重な財産になっていく。合わせて、路線料金(奥が深い)の勉強会も、講師を吉田氏にお願いし勉強することにする。
メタル便東海の役員会。役員会の中では、機密保持の観点もあり具体的に顧客名を挙げて打ち合わせできない議題もある。終了後午後5時から実務者(吉田・渡辺・梶・細川)4名で明日からの行動に落とし込むためのミーティングをおこなう。明日早朝のブラジル戦を自宅で見る為に、名古屋駅近くの会議室でその日の内に帰る電車の時間を気にしながらおこなう。
月・6月と全般的に荷の動きが鈍い。前年同期に比べても良くない。鋼材に限らず、紙や港湾の輸入関係もパッとしない。我々が、世間の荷動きの忙暇を体感するのは、お客様からの電話もさることながら、物流会社との電話のやり取りだ。暇になると物流会社からの電話量が増えてくる。先日親しい物流会社から空車情報がファックスされてきた。そこには仕事が付いてない大型車両16台とドライバーの一覧があり、見た瞬間愕然とした。
メタル便のオーダーは、この数日位から量がまとまってきた気がする。 カジ
携帯メールに大栄社内の業務報告が転送されてくる。
「横浜の○○小学校への配送で、○○運送の雇車のドライバーが、門を開け校内に入り、車を停めて門を閉めるときにサイドブレーキがゆるかった為か、車が後退した為に、門とはさまれて死亡されました。サイドブレーキ・輪止めの大切さが本当に分かる事故です。△△君の事故も一歩間違えば、同じ結果になっていたかもしれないと思うと寒気がします。基本動作は本当に大切です。我々も二度と同じような事が起きないようにしましょう。この時間は、たまたま給食の時間だったので子供が巻き添えにならなくて良かったのですが、死亡された方は29歳の若者で、これからバリバリと人生を生きていくはずだった方です。」
メタル便の浦安では、停止時の歯止めは実施していない。理由は無いが、多くの運送会社が実施していないのも一つにあるかもしれない。 カジ
私の話には癖がある。真面目な商談でも、意外とふざけた例え話を使う時がある、オヤジギャグの変形かもしれない。そうそうと並んだメイカーの真面目な担当の方々を前にして、物流会社と顧客の関係を、夫婦関係に例え、しかも正妻と妾を引き合いに出しながら説明していったこともあった。自分では話してしまうと、記憶から消えてしまうが、同席した人は場違で不謹慎な例え話を良く覚えていてくれる。でも本人が心がけていることがある、不謹慎な人の前では、不謹慎な例え話はしない様にしている。なぜなら本当に相手を怒らせてしまうからだ。
前に喧嘩を売られて「馬鹿ヤロー」と言われたので、同じ言葉を返したら相手が異常な反応を示した。どうも「馬鹿」という言葉に、コンプレックスがあったようだ。 カジ
メタル便では、不定期だが物流に関する情報発信をしている。その一つがこの日記システムだが、もう一つにお取引先の請求書郵送時にA4サイズ一枚入れている時がある。これにより、現在メタル便がどんなサービスを行っているか知っていただくためもある。今回はタイトルが決まって作りかけていても、中身の作成が中々進んでいない。そのタイトルは「売上が減っても、減らない物流費。問題ありませんか?」と言うもの。具体的な対応策を箇条書きにして書きたいのだが、結構悩んでいる。 カジ
昨日の集まりでは、スピーカーとしてこんな話もした。運送会社と付合う留意点
①運送会社はリスクをきらう、だから常用契約を好む。
②荷主との取引が長くなると利権と勝手に思込む。
③運送の仕事は在庫ができない→同業者で荷物をやり取りする。ピンはねになりがちになる。④お客様の物流改善や共同配送は物流会社にとっては売上を落とすマイナス要因。
あくまでも顧客だけの集まりを前提に、運送会社にとってマイナスの話していたら、懇親会で名刺交換した中に運送会社の社長が一人と、グループ会社に物流会社をもっておられる経営者がいて、ちょっと気まずかった。
でも私の前に話された講師の先生のロジックはもっとシビアだった。
「運送会社は燃料高にもかかわらず値上げが出来ていない。→理由は、運送会社の経営者は文章を書くのが苦手で値上げの文章が書けない。→結果ドライバーの賃金が安くなり、人が集まらない。」そう言われてみれば、私も文章には自信が有る方ではない。でも燃料高を運賃に転化できない理由は別にあるのだが。
大阪のホテルで行われた鉄鋼団体の会合で、小口配送ついて講師の依頼を受ける。メタル便大阪に依頼をいただいたが、中立の立場でとの配慮からメタル便浦安の事例をもとに梶がその役にあたる。参加各社はメタル便の説明を聞きに来られている訳でないで、PRは極力避け小口配送の難しさなど具体例をもって説明する。それが良かったのか、講演後の懇親会では多数社から熱心な質問や明日からの商談もあったりで、我々にとっても大成功だった。会に参加した渡辺・細川・辻井・梶に、夜吉田氏が加わり、すき鍋を食べながらお互いの近況報告をする。