後半は「いかにして物流の合理化を図るか」の提案と問題提起。
メタル便関西の吉田代表より我々の得意とする時間ロス、スペースロスに対するメタル便のビジネスモデルの判りやすい図式による解説。鋼材は大部分が朝一届けの時間指定が入るが、本当にその日の朝一番に必要なのか?
引き続き、メタル便北海道の吉谷社長より、鋼材3PL(アウトソージング)の基本となる考え方とそのメリットについて。荷主の情報を共有するだけでも、無駄は相当排除できる。また北海道が得意とする、モーダルシフト(特にJR貨物)の取り組みについての紹介、全体を通してのテーマである、ドライバー不足解決にも脚光を浴びている。
北は北海道から、南は九州からメタル便の仲間にかけつてもらい、浦安の物流勉強会を支えてくれたのは本当に感謝。
浦安鉄鋼会館のホールに多くの方に集まっていただき、あっと言う間の2時間でした。ドライバー不足を一般論ではなく、マクロの客観的なデーターと、身の回りで起きているミクロの情報に絞ることにしました。
物流勉強会の流れを「ドライバー不足」→「物流費アップ」にはしたくなかった。物流改善をメタル便として提案する一方で、お客様にも物流を見直すヒントがあったでしょうか。
2008年の国土交通省の「2015年には14万人のドライバー不足」のレポートの検証から、ドライバー不足を客観的に理解してもらおうと考えた。2015年は予測に反し身近なところで深刻な状態には至らなかったが、その原因をドライバーの退職が延長されたと自分なりに分析してみた。
ドライバー不足の原因を、物流業界への求職者の減少だけでなく、①労働時間の厳密化 ②若者の車離れ ③新免許制度 ④企業間格差 の4つの視点から説明してみた。