このところクロスドッキングの活用を検討し始めている企業が増えている。メタル便の関西や浦安でも、現在、数社から引合いを受けている。大手メーカーや一部の物流会社では理解されれ実践しているが、一般的な物流改善のツールとしての関心度はまだ低い。欧米の物流企業では、運送・倉庫に並列してサービスメニューに入るが、日本でクロスドッキングの言葉が定着していないことも、理由の一つにあげられる。日本では通過型倉庫とか、スルー倉庫とか表現もされ、その方がしっくりもする。使用の例として、夜から明け方にかけ、一社ないし複数社の商品の大型トラックで配送圏の中心(クロスドッキングの基地)に持込み、2t車や4t車に乗換えて当日配送する。こんな仕組みが当り前になる時も近いかも。
昨日クロスドッキングのことを書いたら、偶然コンサルタントI氏より5月6日付けでお手紙をいただく。関連部分一部転記・・・
「産業界の景気の上昇または下降の陰に、①素材メーカー②組立て業界③最終売手業界での製品や商品の在庫の一時的な過剰或いは欠品から発生する色々な対策に、小生の現役の時に体験したことがあります。在庫の過剰も欠品も、販売・購買・製造などの非科学的な習慣性、又は予測が立たないという諦めという、これも非科学的な理念に振り回されている状況を赤裸々に表していると言えましょう。 梶社長のクロスドッキングシステムは諸々の荷主側に、上記のような混乱があってもそれに耐え得る構造と推察致しております。」
I氏は尊敬する物流コンサルタント。多くの物流現場で修羅場を経験してきているだけに、一言一言が重たい。 カジ
巷はGW大型連休の真っ只中ですが、物流の現場は業種によりますが、365日24時間動き続けています。アトランスでも食品輸送の部署では、今朝も早朝から担当ドライバーが出勤しています。また、倉庫部門では、海外工場からの海上コンテナの入庫受け入れをしています。物流は、裏方として社会を支える大切な機能を果しています。その重要性は、今後ますます高まると思われます。しかし、その割には社会的な認知度というか地位が低いように感じているのは、私だけでしょうか。 ワタナベ
総合トラックの用件で、久しぶりに鮫洲の関東陸運局東京支局にいく。輸送課にはカウンターごしに4~5名の担当の方が相談やら書類提出を受付ける。カウンターのすぐ手前に長いすがあり順番待ちの人が並ぶが、距離がないので用件が聞こえる。新規の営業する企業が2社ほど相談にきているようだ。用件が複雑になると、カウンターの奥に通される。過去に2回通されたことがあるが、奥に入る時は通常あまり良い用件ではない。一回は20年位前に過積載の件で呼び出された。当時弊社では鋼材輸送が主で、担当官より「過積載をしたこと有りますか?」と聞かれて「たまに有ります」と答えると、「たまにはで、無いでしょう。」と手書きの台帳を見せてくれた。そこには首都高速の入口の台貫の過積載記録が転機されており、台帳をめくりながら、担当官が「ここに貴社の名前がいっぱい書かれているがこの台帳は貴社専用ではないのですから」と皮肉も言われた。それでも、大らかな時代だったのか、注意だけで終わった。それ以降徐々に過積載の取締りも厳しくなっていく中、お客様に状況を説明し理解をいただきながら積載トン数を徐々に落とし、定量になるまで3年の歳月がかかった。現在では4100kgで大型車を手配してもお客様は納得される。メタル便をスタートさせて、お客様から自家用トラックで多少重量オーバーさせる時もあるよとの話を聞くと、昔を思い出し何となくレトロな印象を受ける。あともう一回は、重大事故の報告(総合トラック2005/10/14の日記にその件は記載)に行った時、カウンター奥に通された。
順番を待ちながら、そんなことを思い出していた。 カジ
新緑も深まり、少しずつ夏に向かっているさわやかな時期になりました。皆様には、日頃より、深い愛情を賜り心より感謝申し上げます。
村瀬豊の近況ですが、鎌ヶ谷の病院からようやく浦安の高洲にあります「愛光園」に入所いたしました。今度は転院を繰り返すことなく、生活の場としてすごすことができます。私も悩みに悩んだ末、在宅は今しばらく主人に我慢してもらい、子どもたちがもう少しだけ、大きくなるまでセカンドハウスで頑張ってもらおうと思います。
愛光園は4月に開所したばかりの新しい施設で、個室です。東京湾が一望で主人も気にいると思います。
5月の連休明けにも皆さんに会うことが出来ると思います。まだ、引越し中で、何も家具がありませんが、少しずつそろえていこうと考えております。
愛光園3Fのなぎさ1丁目です。皆さんと会えることを楽しみにしていると思います。
本当にいろいろとありがとうございました。
村瀬 恵子
メタル便東海は、この4月に開業3周年を迎えることが出来ました。これも日頃からお世話になっているお客様と傭車パートナー会社様をはじめとする仕入先様、そしてがんばって仕事に励んでくれている従業員の皆さまのおかげと、心から感謝申し上げます。これからも皆さまのご期待に沿うべく努力を続けてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。ワタナベ
浦安で採用したユニフォームを、メタル便の大阪と東海でも検討し始めるようだ。浦安のドライバーが大阪や名古屋に行った時、同じユニフォームで働く仲間がいる、新たな絆が生まれる、考えただけでワクワクする。
3月まで使っていた作業着は、全て会社で回収した。個人で追加に買った分は、一着500円で買い取った。薄いグリーンだったので油汚れが目立つ、擦り切れてないが汚れのため、多くはウエス用になってしまう。昨日そのウエスとして分別された作業着を見たいたら、あまりにしのびないので自分用にLLを数着確保してきた。今日クリーニング出すが果たしてどの位汚れが綺麗になるだろうか?
午後7時よりメタル便の効率化についての打合せ。より効率化を図るには扱量の増大が不可欠であると共通認識をもつ。柿崎君より管理職抜きでドライバーミーティングを実施したいとの提案があった。自由に発言ができる環境で、仕事に対するドライバー各自の意見交換をしたいと言う。浦安事業所も段段会社らしくなってきた、嬉しい提案だ。 カジ
ドライバーに声をかけてもらい、後日営業の古賀君が訪問して順調な取引につながった会社が最近ある。頻繁に同じ会社に行くと縁が出てくる。会社にいても、郵便配達の人や宅急便のドライバーとは、無理も言い合えたりする仲になる。先日ゴルフバッグを、会社にくる宅急便さんにお願いしたら、私の本名を呼ばれて、それ以来親しみを感じるようになった。今回からメタル便スタッフの制服を一新するが胸に大きなメタル便のワッペンをつけ各自の名前の刺繍した。目的の一つに、配送先の事務所に行った時メタル便と名前を親しみをもって認識してもらう為だ。
制服を注文したミドリ安全の担当者曰く「打合せで約2ヶ月、大企業でもないに、一枚の制服を作るのにこんなに何回も打合せしたのは初めてです」 カジ
日頃からメタル便東海をご利用くださっている荷主企業様の会議に出席させていただきました。現状ご提供しているサービスに対してのご意見やご要望をお聞ききし、合せて弊社からのお願い事項をお話しさせて頂きました。厳しいご指摘も頂戴しましたが、弊社に対する期待感も強く感じます。御客様の物流を担うパートナーとして位置付けされていることを大変ありがたく思うと同時にその機能をしっかり果たす努力を続けてかなければいけないと決意を新たにしました。 ワタナベ
3PL(3rd Party Logistics)事業で躍進を続けているハマキョウレックス社が昨年10月に稼動させた長野県あずみ野の物流センターを見学させて頂きました。この分野で最先端を走っている同社のセンターなのでどんな物流機器(マテハン)が導入されているか興味津々だったのですが、センター内には最新のマテハンはまったくありません。が、このセンターの稼動により30%の物流コストの削減を実現したという。社長曰く『物流を合理化するのが3PL。マテハンやシステムは大事だが、それにコストをかけ過ぎて償却が出来なかったり、振り回されては本末転倒』。『日本一安いコストで、日本一質の高い物流サービスを提供できる“日本一コスト競争力のある物流会社”』を標榜する同社には、コスト削減への限りない執念を感じます。 ワタナベ