ブログ

[ 関東 ] サステナビリティとメタル便

サステナビリティ(Sustainbility)は、永続可能性と訳すらしい。
言い換えると「このままでは続かないよ、どうにかしなければ」かな、もっと簡潔表現すると「足りなくなるよ」。日本の場合「環境にやさしい」は良いねとは言ってくれるが、購買の選択要素にはならい。日本の場合と言ったのは、15年以上前に単身でスウェーデンのボルボトラックの環境チームのレクチャーを受けたことがある。1時間位技術的な取り組みを聞いた後、「何でそんなに熱心に環境にやさしい車を作る必要があるの」と質問した。「環境にやさしい車を作らないとお客様は買ってくれないから」とシンプルな答えが返ってきた。環境先進国の欧州らしいがこれは例外。オーガニックの食材が支持されのは土壌汚染反対ではなく、自分の体に農薬を入れたくないと思う人が大半なのでは。メタル便も混載だから地球にやさしいでは、使ってくれる荷主はいないのが現実。


日本の物流業界のサステナビリティ(足りなくなるもの)を考えてみた。
・運転手
・石油
・売上
人口減少で経済が小さくなり運ぶ荷物は減っていく中、運転手の確保できない運送会社が経営が立ち行かなくなる。運転手の確保できない要因は、労働力に対する対価が低い会社かな。トラック=ディーゼル車もの常識も劇的に変化するかもしれない。


その中で輸送効率を高めるメタル便が進める混載輸送、平ボディ車の全国ネットワークによる情報の共有化は間違った方向性ではないと思う。(梶)

[16.07.25]